こんにちは、村長です。
卓球には様々な戦型(プレースタイル)があり、それに合わせてラケットやラバーを組み合わせていきます。
今回はどのようなプレースタイルにするか迷っている方や、オススメを知りたいという方に私のオススメするプレースタイルを紹介していきます。
では早速見ていきましょう。
目次
ラケット、ラバーの分類
卓球ではやりたいプレースタイルによってラケット、ラバーを選定していく必要があります。
まずはラケット、ラバーの大まかな分類について知っていきましょう。
ラケットの種類は握り方によって大き分けてく2種類あります。
・シェーク
・ペン
また、ラバーの種類は大きく分けて4種類あります。
・裏ソフトラバー

・表ソフトラバー

・粒高ラバー

・アンチラバー

これらの特徴を理解した上で、ラケット、ラバーを組み合わせていきましょう。
次に具体的に私のオススメするプレースタイルについて紹介していきます。
こだわりが無ければ男女ともにシェークドライブ型(両面裏ソフトラバー)が1番オススメ
大前提として自分のやりたいプレースタイルを選ぶのが最も重要です。
卓球自体がつまらなくなってしまったり、やりたいプレーがあるのにそれができないのでは本末転倒だからです。
それを踏まえた上で、私の個人的な意見としては
こだわりが無ければ男女ともにシェークドライブ型(両面裏ソフトラバー)が1番オススメ
ただし女子選手の場合、表ソフトラバーや守備型も選択の余地あり
が結論となります。
オススメな理由は以下の通りです。
・トップ選手のトレンド
・攻撃時のミスを減らしやすい
・技術の幅が広い
・指導者の経験値が多い
それぞれについて詳しく見ていきたいと思います。
トップ選手のトレンド
スポーツの世界でトップ選手や指導者達は、勝つために色々な技術を日々研究しています。
つまりトップ選手達が採用しているプレースタイル、技術、戦術は現状の最適解と捉えて良いでしょう。
まずはトップ選手のトレンド、大きな流れを把握することが大事です。
そして現時点での世界、日本国内ともにトップ選手の多くは
シェークドライブ型(両面裏ソフトラバー)
という事実があります。
直近の世界ランキング、全日本選手権の結果から実際どうなのか確認していきたいと思います。
2023年11月28日時点での世界ランキングトップ10を見ると男女で以下のようなプレースタイルの選手がランクインしています。
男子:シェーク両面裏ソフトラバー 9人(90%)
ペン両面裏ソフトラバー 1人(10%)
女子:シェーク両面裏ソフトラバー 8人(80%)
シェークバック面表ソフトラバー 1人(10%)
カット守備型 1人(10%)
世界的に男女ともにシェーク両面裏ソフトラバーの選手が大半を占めている状況となっています。
男子ではペンの選手もランクインしていますが、両面裏ソフトラバーを張っており両ハンド裏ソフトラバーを使っています。
女子では両面裏ソフトラバーの選手に加え、シェークバック表ソフトラバーの選手やカット守備型の選手の割合も少し増えています。
次に日本国内を見ていきます。
2023年全日本選手権ベスト16選手のプレースタイルは以下の通りです。
男子:シェーク両面裏ソフトラバー 15人(94%)
ペン両面裏ソフトラバー 1人 (6%)
女子:シェーク両面裏ソフトラバー 10人(63%)
シェークバック面表ソフトラバー 4人(25%)
カット守備型 2人(12%)
男子は世界での結果とほぼ同様で、シェーク両面裏ソフトラバーの選手、ペン両面裏ソフトラバーの選手で占められています。
女子は世界での結果と比べ、シェーク両面裏ソフトラバーの選手の割合が少し減り、その分シェークバック面表ソフトラバーの選手の割合が増えています。
以上のことから、トップ選手のトレンドについてわかることをまとめます。
・男女共通で世界、日本国内ともにシェーク両面裏ソフトラバーのトップ選手の割合が多い
・女子はシェークバック面表ソフトラバー、カット守備型のトップ選手の割合が増える
攻撃時のミスを減らしやすい
裏ソフトラバーは回転をかけやすいので、
前進回転をかけて攻撃する際に強い打球を打ってもミスしにくい
という利点があります。
なぜ前進回転をかけるとミスが減るか図を使って詳しく説明していきます。
まずはイメージしやすいように横回転で考えてみます。
左右の横回転をかけた場合、それぞれ左右にボールが曲がっていくことはすぐに分かってもらえるかと思います。

次に前進回転も同じように考えると、以下の図のようにボールが下に沈んでいくことが分かります。

前進回転をかけることでボールの軌道が下に沈みますので、
・山なりの軌道にすることでネットミス減少
・強く打球しても台に収まりやすくオーバーミス減少
ということが言えるかと思います。
前進回転をかけない場合とかけた場合の軌道について以下にまとめました。
✖ 前進回転をかけない場合:軌道が直線的になりコントロールが難しい
⇒直線的なのでネットミス増加、強く打球するとオーバーミスが増加

◎ 前進回転をかけた場合:ボールが沈みコントロールしやすい
⇒軌道が山なりなのでネットミス減少、ボールが沈むので強く打球しても台に収まりやすい

以上の理由から、前進回転をかけやすい裏ソフトラバーを使うことで攻撃時にミスが減少します。
更に詳しく知りたい方は、卓球ボールの軌道に関する論文がありましたので、参考にしてもらえればと思います。
伊藤 建一、上島 慶
日本シミュレーション学会論文誌,Vol.14, No.1, pp. 36–42, 2022
「CFD 解析で算出した空力係数による卓球ボールの3 次元飛翔軌道シミュレーション」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tjsst/14/1/14_36/_pdf(2023 年 12 月 5 日アクセス)
技術の幅が広い
ラバーによってやりやすい技術、やりにくい技術があるのは確かですが、多くの技術は裏ソフトラバーを使うことで実施可能です。
例えば、表ソフトラバーでは裏ソフトラバーのように強く回転をかけることが難しいです。
しかし、逆に裏ソフトラバーでは表ソフトラバーのような回転量の少ないボールを打つことは可能です。
何が言いたいかというと、
裏ソフトラバーを使えばやろうと思えば、表ソフトラバーのような使い方ができる
ので、技術の幅が広いということです。
参考に卓球で主に使われる技術を一覧にしました。
これらの技術は全て裏ソフトラバーを使うことで習得できます。
技術名称 | 詳細 |
---|---|
ドライブ | 台から1バウンドで出たボールに対して前進回転をかけて攻撃する技術 |
スマッシュ | ボールに回転をかけず強くはじいて攻撃する技術 |
フリック (チキータ含む) |
台から1バウンドで出ないボールに対して台上で前進回転、横回転をかけて攻撃する技術 |
ブロック | 前進回転のボール(ドライブ、フリック、スマッシュ)に対して安定して返球する技術 |
ツッツキ | 下回転のボールに対して下回転で相手コート奥に深く返球する技術 |
ストップ | 下回転のボールに対して下回転で相手コート手前に浅く返球する技術 |
カット | 前進回転のボール(ドライブ、フリック、スマッシュ)に対して下回転で返球する技術 |
流し | 下回転のボールに対して、横回転をかけてバックに返球する技術 |
ロビング | 台から下がりスマッシュを返球する技術 |
指導者の経験値が多い
先ほど説明したように、トップ選手のトレンドに合わせて多くの人達がプレースタイルを選んでいきます。
シェーク両面裏ソフトラバーを選ぶ選手が増えてきたことで、指導者もシェーク両面裏ソフトラバーの選手へ指導する機会が多くなっています。
そのため指導もより専門性が高く、分かりやすく教えてもらえる可能性が高いです。
指導者を選ぶ際のポイントについては下記の記事でまとめていますので、気になる方は読んでみてもらえればと思います。

以上の理由から、男女ともにシェークドライブ型(両面裏ソフトラバー)が最もオススメです。
まとめ
すでに説明しましたが、大前提として自分のやりたいプレースタイルを選ぶのが最も重要です。
それを踏まえた上で、どのプレースタイルにするか決めきれないという方は、1人の意見として参考にしてもらえればと思います。
結局のところ上達するためには
どれだけモチベーションを上げて練習することができるか
という点が非常に大事だと思っていますので、そこは忘れないようにしたいですね。
参考にしてもらえたらうれしいです。
ありがとうございました。