こんにちは、村長です。
卓球を続けていくと、レベルの高い選手を見かけることもあるかと思います。
その際に、
・卓球って上手くなるのに具体的にどれくらい練習が必要なの?
・全国大会に出るには何年間練習したらいいんだろう?
このような疑問を持った人もいるのではないでしょうか?
私自身、初心者の内はどれくらい練習すれば目標を達成できるのか分からずに練習をしていました。
しかし、20年間卓球を続けていくうちに「周りの人達に聞いた話」、「自身の経験」からどれくらい練習すれば結果を残せるのか分かってきました。
今回は私のこれまでの練習時間とその時得られた実績をご紹介し、
何時間練習をすればどのレベルに辿り着くのか丁寧に説明していきます。
今まで何となく練習していた方でも
「これくらい練習すればこのレベルに到達できるんだ!」
と知ってもらえたらモチベーションも上がっていくのかなと思いますので、是非参考にしていただければと思います。
目次
卓球が上手くなるまでに必要な時間の目安:1万時間の法則
天才! 成功する人々の法則
講談社:2009年(原題:Outliers: The Story of Success)
という本では、「どんな分野でも成功する人たちは1万時間以上の時間をかけている」ということが紹介されています。
1万時間とは、1日2時間練習したとしても14年程度かかってやっと達成できる程の時間です。
卓球においては水谷選手のSNSにおいても1万時間の練習時間について触れられており、このツイートからも1万時間の練習というのは1つのポイントだと言えます。
水谷選手のツイッターから引用(2023年8月11日アクセス)
続いて私のこれまでのトータル練習時間について見ていきたいと思います。
約1万時間の練習で得られた実績
私の現時点でのトータルの練習時間は8276時間のため1万時間には達成していませんでした。(時間足りておらずすみません。。)
1万時間までは到達していませんが、8276時間練習に費やした結果、大会でどの程度結果を残せるようになったのかをお伝えします。
私の感覚的なところで申し訳ないですが、
・オープン大会では50%くらいの確率でベスト8以上に入賞できる
・全国系の予選ではレベルが高くない地区であれば通過を狙える
といった感じです。
もちろん、プロの指導者に教えてもらう1時間と、私のような一般人が練習する1時間では上達スピードは違ってくるとは思います。
あくまで一般人が8276時間練習するとどうなるかという観点で捉えてもらえればと思います。
次に実際の練習時間と実績の推移を紹介していきたいと思います。
卓球の練習時間と実績からどの程度上手くなったかを検証
私のこれまでの累積の練習時間と実績の関係を表1に、1年間毎の練習時間を図1に、累積練習時間を図2にそれぞれまとめました。
目指すレベルに到達するまでどれくらい練習すればよいか1つの目安にしてもらえればと思います。
表1 累積練習時間と実績
練習時間の合計 | 実績 | 技術レベル | |
---|---|---|---|
〜中学3年 | 874時間 | 地区(市町村)大会 2回戦敗退 |
基本技術(ドライブ、ブロック、ツッツキなど)が安定しない |
〜高校1年 | 1,914時間 | 県大会1回戦敗退 | 基本技術(ドライブ、ブロック、ツッツキなど)がワンコースで安定 |
〜高校3年 | 3,274時間 | 地区大会優勝 県大会3回戦敗退 |
下回転に対するドライブが安定 質(スピード、回転、コース取り)は高くない |
〜社会人2年目 | 6,484時間 | 東京選手権(一般の部)1回戦敗退 | 一通りの基本技術を安定して色々なコースに打球できる |
〜社会人6年目 | 8,116時間 | 全日本クラブ選手権(一般の部)1回戦敗退 | 狙えばカウンターやチキータなどの難しい技術もできる |
図1 1年間毎の練習時間
図2 累積練習時間
以上の結果から、
・約2,000時間で高校の県大会に出場可能
・約6,500時間で全国大会に出場可能
ということが分かりました。
また、副産物として痩せた体系を維持することもできています。卓球のダイエット効果については以下の記事で紹介しているので、良ければ読んでみてください。
卓球上級者の練習時間
強豪校の練習時間
私のデータから、約6,500時間練習すれば全国出場が見えてくるラインだということは分かりました。
データの妥当性を確認するために、全国大会に出場しているチームの練習量は私の練習量と一致するのか調べてみました。
全国大会の常連である埼玉栄高校が練習時間を公表していました。
(埼玉栄高校卓球部公式HP参照)
こちらを参考にさせてもらうと、平日4時間、休日1日(昼休憩を含めて6時間くらい?)の練習時間を取っているようです。
単純計算をすると中学3年間で4000時間、高校2年間では6000時間を超える練習時間となります。
私のこなしてきた練習量とほぼ一致していることが分かりました。このことからも私の出したデータも多少は信用できるのではないかと思います。
プロ選手の練習時間
ではプロ選手の練習時間はどうでしょうか。
丹羽孝希選手へのインタビュー記事で練習時間について語られていました。
【卓球】本人が語る丹羽的卓球論【前編】 – 卓球王国 (world-tt.com)
こちらを参考にすると、小学生時代は平日4時間、土日5時間毎日練習していたようです。
卓球のスタートが7歳(小学1年)であることから、小学校卒業時には8000時間以上の練習時間(私の17年分の練習時間)を小学生の頃にこなしていたことになります。
さらにその後、同じような練習量をこなしていくと大学卒業時には25,000時間を超えることになります。プロ選手として成功している人達はもの凄い努力をしていることがよく分かりますね。
もしプロ選手を目指したい方はこちらの数字も参考にしていくとよいかと思います。
まとめ:上手くなるために練習時間の確保は必須
私のこれまでの練習時間とその時得られた実績について紹介しました。
8500時間程度練習すると、
・オープン大会では50%くらいの確率でベスト8以上に入賞できる
・全国系の予選ではレベルが高くない地区であれば通過を狙える
ということが分かりました。
卓球上達には様々な要素がありますが、練習時間は非常に重要な要素なのではないかと思います。
「練習しているのになかなか上達しない…」
とお悩みの方は、大まかで良いのでこれまでの練習時間を算出してみてはいかがでしょうか。
もしかしたら単純に練習時間が足りていないのかもしれません。
時間が足りているのに思ったような結果が得られていないことが分かったら、試合に出る回数を増やしたり、指導者に教わる、トレーニングを増やす等で方法を考えてみましょう。
以下の記事が参考になると思いますので、参考にしてみてください。
以上、参考にしてもらえたらうれしいです。
ありがとうございました。