こんにちは、村長です。
卓球では1対1で行われるシングルス、2対2で行われるダブルスの2つの試合形式があります。
2対2で行われるダブルスは、シングルスと異なるルールが多数存在します。
ダブルスをやったことがない方や慣れていない方は、
・ダブルスってルールが複雑で難しそう…
・サーブやレシーブの順番がよく分からない
といった疑問を持っている方もいるのではないかと思います。
私も卓球を始めたばかりの頃は、ダブルスのルールをよく理解できておらず、なんとなくダブルスをやることを避けていました。
しかしダブルスを何度も経験していく内に、非常に面白い種目であることが分かり、ルールが分からないという理由でプレーを避けていたのを後悔しました。
そこで今回は当時の私と同じように、「ダブルスのルールがよく分からない」という方に向けて卓球歴20年の私が、ダブルスのルールについて初心者でも分かるように丁寧に解説していきます。
図を使ってなるべく分かりやすく説明していくので、安心して読み進めて下さい!
卓球ダブルスの5つのサーブルール
まず初めにダブルスのサーブルールについて解説していきます。
ダブルスのサーブルールは以下の5つです。
①セット開始時サーブ権を持つペアが、サーブを出す選手を決める
②2本連続で同じ選手がサーブを打つ
③コート右反面から対角線に打つ
④ネットに触れた場合、相手コート左反面に入ればやり直し
⑤パートナーの体でボールを隠してはいけない
ダブルスのサーブルール①:セット開始時サーブ権を持つペアが、サーブを出す選手を決める
セット開始時にペア2人のどちらの選手がサーブを出すか自由に決めることができます。
例えば1セット目開始時にサーブを出す人と、3セット目開始時にサーブを出す人が同じでも、違ってもどちらでも問題ありません。
ダブルスのサーブルール②:2本連続で同じ選手がサーブを打つ
サーブは2本連続で同じ選手が打ちます。
自分がサーブを出した後、ペアの選手がサーブを出す、というのはNGです。
ダブルスのサーブルール③:コート右反面から対角線に打つ
ダブルスでは、サーブのみコート右反面から対角線に打つ必要があります。
1バウンド目、2バウンド目のどちらかが、この領域以外でバウンドするとサーブミスとなり相手の得点となります。
また、少し分かりにくいですが、白線の上であればコートに入ったことになりサーブミスとなりません。
ダブルスのサーブルール④:ネットに触れた場合、相手コート左反面に入ればやり直し
ネットに触れて相手コートに入った場合、左反面でバウンドすればサーブやり直しとなります。
しかし、ネットに触れた後右反面でバウンドすると、サーブミスとなり相手の得点となります。
ダブルスのサーブルール⑤:パートナーの体でボールを隠してはいけない
相手から見えないようにボールを隠してはいけません。
ダブルスの場合、パートナーの体を使って隠すことも違反となります。
卓球ダブルスの3つのレシーブルール
次に3つのレシーブルールについて解説していきます。
①第1セット開始時サーブを出す人が決まった後、レシーブ側がレシーブする選手を決める
②2回連続で同じ選手がレシーブする
③相手コートのどこに返球してもOK
ダブルスのレシーブルール①:第1セット開始時サーブを出す人が決まった後、レシーブ側がレシーブする選手を決める
第1セット開始時、サーブを出す選手が決まった後に、レシーブ側がレシーブする選手を決めます。
ダブルスのレシーブルール②:2回連続で同じ選手がレシーブする
サーブは2本交代となりますが、相手サーブに対して2回連続で同じ選手がレシーブを行います。
ダブルスのレシーブルール③:相手コートのどこに返球してもOK
相手コートのどこに返球しても問題ありません。
サーブのコースが対角線で指定されていることから、一般的にレシーブ側が有利と言われています。
卓球ダブルスの6つのローテーション(打つ順番)ルール
続いてダブルスのローテーションルール6つについて解説します。
①サーブを2回打った後はパートナーがレシーブをする
②直前に2回レシーブした選手が次のサーブを打つ
③ラリー中はペアで交互に打つ
④セットが変わると打つ順番が変わる
⑤最終セットはどちらかが5ポイント取ると、レシーブ順を入れ替える
⑥打つ順番を間違えた場合、正しい順番に戻して試合再開する
ダブルスのローテーションルール①:サーブを2回打った後はパートナーがレシーブをする
サーブを2回打った後は、パートナーと交代しパートナーがレシーブをします。(下図参照)
ダブルスのローテーションルール②:直前に2回レシーブした選手が次のサーブを打つ
直前に2回レシーブをした選手が次にサーブを打ちます。(下図参照)
ダブルスのローテーションルール③:ラリー中はペアで交互に打つ
ラリー中はペアで交互に打つ必要があります。
同じ選手が2回連続で打つと相手の得点となります。
ダブルスのローテーションルール④:セットが変わると打つ順番が変わる
セット内では常に同じ相手のボールを受けることになりますが、セットが変わるとローテーションが変わり打つ順番が入れ替わります。(下図参照)
ダブルスのローテーションルール⑤:最終セットはどちらかが5ポイント取ると、レシーブ順を入れ替える
最終セットはどちらか先に5ポイント取るとレシーブ順を入れ替えます。(下図参照)
ダブルスのローテーションルール⑥:打つ順番を間違えた場合、正しい順番に戻して試合再開する
打つ順番を間違えていることに気付いた場合、正しい順番に戻して試合を再開します。
なお、それまでの点数は全て有効となります。
卓球のダブルスルールまとめ
最後に今回解説したダブルスのルールをまとめます。
■ダブルスのサーブルール
①セット開始時サーブ権を持つペアが、サーブを出す選手を決める
②2本連続で同じ選手がサーブを打つ
③コート右反面から対角線に打つ
④ネットに触れた場合、相手コート右反面に入ればやり直し
⑤パートナーの体でボールを隠してはいけない
■ダブルスのレシーブルール
①第1セット開始時サーブを出す人が決まった後、レシーブ側がレシーブする選手を決める
②2回連続で同じ選手がレシーブする
③相手コートのどこに返球してもOK
■ダブルスのローテーション(動き方)ルール
①サーブを2回打った後はパートナーがレシーブをする
②直前に2回レシーブした選手が次のサーブを打つ
③ラリー中はペアで交互に打つ
④セットが変わると打つ順番が変わる
⑤最終セットはどちらかが5ポイント取ると、レシーブ順を入れ替える
⑥打つ順番を間違えた場合、正しい順番に戻して試合再開する
「ローテーションが複雑でちょっと分からなかった…」
と感じた方もいるかも知れません。
そのように感じた方は、実際に練習でダブルスをやってみることをおすすめします。
数回試合をすれば、すぐにローテーションの動き方に慣れることができるようになります。
また、もし間違えてしまってもそこまで気にする必要はありません。割とみんな順番を間違えます。
私も20年卓球を続けていますが、いまだに間違えることがあります…
ダブルス以外のルールに関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。