【卓球】キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジの寿命、重さをレビュー

ニッタク製の粘着テンションラバー「キョウヒョウ (狂飆) プロ3ターボオレンジ」レビューです。

キョウヒョウプロ3のトップシート（表面のゴム）に日本製の高弾性スポンジを組み合わせた粘着テンションラバー。

本記事では、そんな「キョウヒョウプロ3ターボオレンジ」を実際に使って感じたメリット・デメリットをすべて正直にレビューしていきます。

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジの基本情報

キョウヒョウプロ3ターボオレンジの基本情報は以下のとおりです。

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジの性能をレビュー

以下の技術について、それぞれ詳しくレビューしていきます。

ドライブ性能をレビュー

キョウヒョウターボオレンジを使って一番驚いたのがドライブ性能。今まで使ったキョウヒョウシリーズの中で、断トツでやりやすいです。

スポンジが柔らかいので、粘着ラバーにも関わらず食い込んで回転がかかります。

ただし下回転に対するスピードドライブは若干難しく感じます。スポンジが柔らかいとはいえ、下回転を強打するにはスイングスピードが必要でした。

それでも他のキョウヒョウシリーズと比較して、楽にドライブを打てると感じます。

ブロック性能をレビュー

粘着ラバー特有の回転の影響を残したボールで返球できます。ラバーの弾みが強くないため、スピードドライブに対して安定してブロック可能です。

1点気になったのが、ループドライブに対するブロックの難しさです。

角度調整が難しく、慣れるまでオーバーミスの割合が増えました。回転の影響を強く受けるため、ループドライブのような強い回転量のボールへの対応が難しいです。

ツッツキ性能をレビュー

粘着ラバーの特徴を活かした下回転の強いツッツキができます。

テンションラバーでたまにある「弾みすぎてツッツキがオーバー」という凡ミスがほとんどなくなりました。

シートのゴムは硬く、強いインパクトが必要ない台上技術ではコントロール性に優れます。

相手のドライブが甘くなるので、ブロックだけでなくカウンターもやりやすい点がうれしいですね。

ストップ性能をレビュー

テンションラバーほど弾みが強くないため、ストップの長さをコントロールしやすいです。

回転量を増やすことも可能ですが、若干コントロールが難しくなり2バウンドしない場面が目立ちました。

回転量の多さを意識せず、台上に収めようとすればしっかり止まります。

フリック・チキータ性能をレビュー

フリックは他の技術に比べ難易度が高く感じました。

シートのゴムが硬く、強くインパクトしないと威力が出ません。

体を使って大きくスイングできるドライブと比較して、前腕・手首でスイングしなければならないフリックは技術力が必要でしょう。

台上技術に自信がある方であれば、威力を出すことも可能です。

流し性能をレビュー

飛距離が出ないため安定感があります。相手の回転を残して返球できるので、ミスを誘いやすいです。

しかしボールが浅くなりやすいので、強打されやすい点がデメリットです。

とはいえ流しは相手の逆をつく技術なので、多少浅くなっても問題ないと感じます。流しでオーバーミスが多い方は、使いやすいと感じるはずです。

カウンター性能をレビュー

前陣で合わせるカウンターはやりやすいです。一方でループドライブへのカウンターは、難しく感じました。

キョウヒョウプロ3ターボオレンジは粘着ラバー特有のグリップ力に加えスポンジが弾みます。回転が強いボールに対しカウンターすると、飛びすぎてコントロールができないと感じました。

とはいえ、テンションラバーよりは安定するので、テンションラバーでカウンターが安定しない方にとっては使いやすいと思います。

スマッシュ性能をレビュー

スマッシュ性能は普通です。一般的な粘着ラバーよりスピードは出ますが、テンションラバーほどではありません。

スマッシュを多用する方は物足りないと感じるかも知れません。ドライブ主戦型の私は、特に不満は感じませんでした。

サーブ性能をレビュー

回転量、スピードの幅が広く、かなり優秀と感じました。

薄く当てれば回転がかかり、厚く当てればスピードが出ます。台上からの展開を作りたい選手、ロングサーブで展開を作りたい選手、どちらのタイプでも十分武器となるサーブが出せるでしょう。

サーブが得意な選手は、その強みを活かせるラバーだと感じました。

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジの重さ

スポンジ厚さ特厚のキョウヒョウプロ3ターボオレンジは50g。以前レビューしているキョウヒョウネオ3ブルースポンジとほぼ同じ重さです。

一般的なラバーと比べ重い部類に入ります。

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジの寿命

インパクトの強さ、打つボールの量によって多少変わりますが、40時間から60時間が交換タイミングに思います。

週2回、2時間ずつの練習であれば3ヶ月から4ヶ月が目安です。

気に入ってしばらく使っていたのですが、64時間ほど使用したところラバー表面が浮いてきました。

特にインパクトが強い人は、ラバーが寿命に達する前に浮いてしまうかも知れません。

私のような一般レベルであれば、よほど長く使わない限り問題なく使えました。

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジの硬度

メーカー公式ページのスポンジ硬度ではキョウヒョウネオ3より硬い数値が記載されていますが、使用感としてはそこまで硬く感じません。

シート自体の硬度は通常のキョウヒョウと変わりませんが、スポンジが日本製で柔らかいです。

少し硬めのテンションラバー、という感覚です。キョウヒョウが硬く使いにくいと感じる選手でも、使いやすいラバーと感じるでしょう。

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジのメリット

キョウヒョウプロ3ターボオレンジのメリットは次のとおりです。

強く印象の残るのは圧倒的な扱いやすさ。今まで使用したキョウヒョウシリーズの中で、最もテンションラバーに近いと感じました。

粘着ラバーならではの特徴を残しながら、スピード性能、打球感の柔らかさが付け加えられています。

日本製スポンジを利用しているおかげか、パワーがなくても容易に食い込ませたドライブが打てます。

はじめて粘着ラバーを使う人、一般的な粘着ラバーが合わなかった人にオススメできるラバーです。

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジのデメリット

キョウヒョウプロ3ターボオレンジのデメリットは次のとおりです。

使いやすい反面、回転量やスピードに特化したラバーと比べ性能が落ちます。

「スピードは無視して回転量で勝負する」、「とにかく一発で決めたい」といったプレーヤーには中途半端に感じるかもしれません。

純粋な粘着ラバーより使いやすいですが、それでも粘着ラバー特有の使いにくさが残ります。ラバー自体も重いため、前陣でプレーする選手は振り遅れの原因にもなります。

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジの口コミ・評価

キョウヒョウプロ3ターボオレンジの口コミをXから集めました。「使いやすい」「でも重い」という声が目立ちますね。

キョウヒョウプロ3ターボオレンジは使った事ありますか？
このラバーはキョウヒョウなのにも関わらず粘着テンションのように打てるラバーです！
攻撃型、カット型どちらも使えます！
重さがネックなのと他のキョウヒョウに比べるとクセ球が少ないので少し別ベクトルの物と考えて大丈夫です！#卓球 pic.twitter.com/ztS5sy9AkT

— 本町卓球センター (@honmachi_ttc) November 21, 2024

ターボオレンジはスポンジが弾むのでキョウヒョウ特有の飛ばないから使いづらいって感じはないですね〜

ネオ3はオレンジと違いスポンジの弾力が強くないので単純に飛ばないですが、飛ばない分回転はオレンジよりかけやすいです

1番回転かかるのはポテンシャルを引き出せるなら国狂かなと思います

— たくまる (@ta90jp) February 23, 2024

09c愛用者のキョウヒョウ移行、基本的に09cのよさがほぼ失われるので、用具や技術だけでなく戦術や点のとり方まで変える覚悟がなければおすすめできるものはないんだけど、技量のあるテンション出身の人はターボオレンジに落ち着きがちではあるなあ。バランス的に。 https://t.co/0Kt3u8qJHF

— ギアまな＠卓球垢 (@tt_gear_mana) May 16, 2022

キョウヒョウ(狂飆)プロ3ターボオレンジのレビュー・評価まとめ

キョウヒョウプロ3ターボオレンジは回転量、スピードのバランスが良く、使いやすいラバーでした。

初めて粘着ラバーを使う方、使いやすい粘着ラバーを求める方には、間違いなくオススメできるラバーです。

個人的な評価は以下のとおりです。

気になる方は一度使ってみてください！

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