こんにちは、村長です。
初心者の方が「ボールをコントロールする能力」「回転をかける感覚」といった卓球の基礎を身につけるためにもラケット選びは非常に重要です。
しかし、
・卓球ラケットの種類がたくさんあって、どれを選べばいいか分からない
・値段はどれくらいのものを選べばいいの?
という悩みを持つ方も多いと思います。
私自身、初心者の頃は「値段が高いものが良いものに違いない!」という考えで、よく分からず値段が高いラケットを親に頼んで買ってもらいました。
しかしその後、20年間卓球を続け色々な経験を積み全国大会に出場できるようになった今になって分かるようになりました。
初心者の頃のラケット選びは超重要!
そこで当時の自分と同じように、「初心者はどんなラケットは選んだらいいの?」と思っている方に対し、卓球歴20年、全国大会に出場経験のある私が
・初心者の方がラケットを選ぶ時に大切な5つのポイント
・初心者の方におすすめのラケット3選
を紹介していきます。
目次
総合評価で徹底比較!卓球初心者向けおすすめラケット3選!
1位:スワット【VICTAS】
・しっかりとボールへ食い込むため、回転をかけやすい
・弾みの強さ、回転のかけやすさのバランスが良い
・値段が安くコスパが良い
■スワットのデメリット
・卓球台から離れたプレーでは威力が出にくい
■スワットのメリット
・回転をかけやすいので、初心者が回転をかける感覚を身につけるのに最適
・コントロール性能が良く、ボールを操る力加減を身につけやすい
2位:水谷隼 メジャー【バタフライ】
・コントロール性能が優れている
・打ったボールが上に上がりやすく、ネットミスが減る
・日本卓球界のレジェンド水谷隼選手が監修
■水谷隼メジャーのデメリット
・強い回転、スピードは出しにくい
■水谷隼メジャーのメリット
・弾み、回転のバランスが良く、初心者でもボールをコントロールしやすい
・打球感が手に伝わりやすく、ボールにちゃんと当たっているか分かりやすい
中国式ペンはこちらからご確認下さい。
3位:コルベル【バタフライ】
・ボールの食い込みが良く、回転をかけやすい
・しっかり振り切ることができればスピードを出すことも可能
■コルベルのデメリット
・ラケットが非常に重い
■コルベルのメリット
・様々なラバーと相性が良い
・威力を出せるので、中級者、上級者レベルでも使用できる
初心者向け卓球ラケットおすすめ3選を徹底比較!
先ほど説明したポイント5つ「料金」「回転」「スピード」「コントロール」「重量」を評価基準として比較しました。
ランキング | ラケット名 | 料金 | 回転 | スピード | コントロール | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | スワット | ◎ 5,005円〜 |
◎ |
△ |
◯ |
◯ |
2 | 水谷隼 メジャー | ◎ 4,840円〜 |
◯ |
△ |
◎ |
◯ |
3 | コルベル | ◎ 4,840円〜 |
◯ |
◯ |
◯ |
△ |
これらのラケットは全て初心者向けとしておすすめですので、どれを選んでも大丈夫です。
しかし、それぞれ微妙に性能な違いがあります。目的や好みに合わせてラケットを選んでいきましょう。
初心者向け卓球ラケットを選ぶ時に大切な5つのポイント
それではまず卓球ラケットを選ぶ時に大切なポイント5つを解説していきます。
①ラケットの種類
②グリップの種類
③素材
④重量
⑤値段
①ラケットの種類
ラケットの種類は主に以下の2種類に分けられます。
・シェーハンド:握手するように持つ
・ペンホルダー:ペンを握るように持つ
シェークハンドの特徴
初心者も復習したい人も必見!卓球ラケットのグリップの種類と握り方|用具編 | VICTAS卓球用品メーカーより引用
シェークハンドは、
・バックで攻撃できる
・フォア・バックの切り返しが早い
といったメリットがあります。
一方でペンホルダーに比べ、フォアハンドの威力を出しにくいといったデメリットもあります。
高速化が進む現代の卓球では、フォア・バックの切り替えが早いシェークハンドの選手が非常に多くなっています。
ペンホルダーの特徴
初心者も復習したい人も必見!卓球ラケットのグリップの種類と握り方|用具編 | VICTAS卓球用品メーカーより引用
ペンホルダーは、
・フォアの威力を出しやすい
・卓球台の上で行う細かい技術がやりやすい
といったメリットがあります。
元々はラバーを1枚だけ貼るプレースタイルでしたが、シェークハンドと比べバックで攻撃することが難しいというデメリットがありました。
しかし最近では、ペンホルダーでもバック面にラバーを貼って攻撃する裏面技術が発達してきており、数は少ないですが世界ランキング1位となる選手(中国の王皓選手、許昕)も出てきています。
②グリップの種類
グリップとはラケットの握り方のことです。
シェークハンド、ペンホルダーそれぞれ以下の種類に分けられます。
■シェークハンド
・FL(フレア)
・ST(ストレート)
・AN(アナトミック)
■ペンホルダー
・日本式
・中国式
シェークハンドグリップの種類
主にFL(フレア)、ST(ストレート)、AN(アナトミック)の3種類で、以下の画像のようなグリップとなります。
人によって手の形が違うので、実際に握ってみてフィットするグリップを選んでいきましょう。
グリップ選びのポイント|バタフライより引用
ペンホルダーグリップの種類
主に日本式、中国式の2種類で、以下の画像のようなグリップとなります。
■日本式
初心者も復習したい人も必見!卓球ラケットのグリップの種類と握り方|用具編 | VICTAS卓球用品メーカーより引用
日本式はコルクの出っ張りがあり、そこに人差し指を引っ掛けて握ります。
■中国式
初心者も復習したい人も必見!卓球ラケットのグリップの種類と握り方|用具編 | VICTAS卓球用品メーカーより引用
中国式は日本式のような出っ張りがないため、ラケットごとしっかりと握ります。
③素材
ラケットに使われる素材は以下の2種類です。
・木材のみ
・木材+特殊素材
木材ラケットの特徴
木材ラケットは1枚の板で出来た単板、複数枚の板を貼り合わせた合板があります。
合板ラケットは3枚、5枚、7枚、9枚があり、枚数が増えるに伴い弾みが強くなり、重量が重くなります。
木材ラケットの特徴は以下の通りです。
・打球した時の振動が手に伝わりやすい
・回転をかけやすくコントロール性能が高い
・値段が安い
回転をかけやすく、コントロール性能が高いので、初心者がまずはじめに使うラケットとして適しています
木材+特殊素材入りラケットの特徴
カーボン、ファイバーなどの特殊素材を木材の間に織り込むことで性能を上げたラケットです。
主な特徴は以下の通りです。
・軽量でも弾みが強い
・ラケットの端に当たっても安定したボールを打てる
・値段が高い
特殊素材入りラケットは高性能である分、値段も高くなる傾向があります。
④重量
ラケットの重量によって、卓球のプレーにも大きく影響します。具体的な影響は以下の3つです。
・ボールの威力、飛距離
・フォア・バックの切り替え
・疲労、怪我
ボールの威力、飛距離
同じスイングスピードであれば、ラケットが重くなるに伴い、スピード、回転量が増しボールの威力が上がります。
弾みも強くなり飛距離も増えるため、卓球台から離れたプレーもやりやすくなります。
フォア・バックの切り替え
重くなるに伴いフォア・バックの切り替えが遅くなります。
疲労、怪我
重くなるに伴い肩や腕の負荷が増えるので、疲労の蓄積や怪我に繋がります。
自身の体力、筋力に合わせて選んでいきましょう。
卓球のラケットは80g〜90gが多いです。
初心者の方は、まずは重すぎない重量の80g〜85g程度の重さのラケットを使うことをおすすめします。
筋力に不安がある方は、購入前にラケット重量を測っておきましょう。
カタログに載っているラケット重量はあくまで平均重量で、±5g程度はばらつくため想定より重くなる可能性があるからです。
⑤値段
ラケットの値段は幅広く、5,000円〜40,000円程度となります。
③で説明した特殊素材が入った高性能なラケットは、値段が高くなる傾向にあります。
一方で木材ラケットは5,000円〜10,000円で買えるものが多いです。
初心者の方は基本技術を身につけることから始まりますので、コントロール性能に優れた5,000円〜10,000円程度の木材ラケットを購入することをおすすめします。
基本技術を身に着け、自分のやりたいプレースタイルが見えてきたら、目的に合わせて特殊素材入りラケットを選んでいきましょう。
まとめ:卓球初心者の方は、コントロール性能に優れたラケットがおすすめ
卓球初心者の方は、まず基礎を身につける事が重要です。
そのためにも、コントロール性能に優れたラケットを選び、基本練習を繰り返し行っていきましょう。
以上、参考になればうれしいです。
ありがとうございました。