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卓球のラージボールとは?詳しいルールや硬式との違い3つを徹底解説!

卓球のラージボールとは?詳しいルールや硬式との違い3つを徹底解説!
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こんにちは、村長です。

近年、卓球のラージボールという種目の人口が増えてきています。

あなたの周りにも「ラージボール始めたよ!」という人がいるかと思います。

そこで今回は、

・ラージボールってそもそもどんな競技?

・ラージボールって普通の卓球と何が違うの?

という疑問を持つ方に向けて、ラージボール卓球について詳しく解説していきます。

村長

ラージボールが気になっている方は、この機会に知っていきましょう!

ラージボールとは

「子どもから高齢者まで幅広い年齢層で卓球を楽しめるように」という目的で1988年に生まれた卓球の種目です。

というのも従来の卓球(以降硬式と呼びます)ではなかなかラリーが続かず、卓球の面白さが伝わらないという課題がありました。

この課題を克服するために、ラリーが続きやすいようルールが変更されたのがラージボールです。

硬式とラージボールの具体的な違いについては次で説明していきます。

硬式とラージボールの主な違い3つ

硬式とラージボールを比較すると以下3つの違いがあります。

①ボール

②ラバー

③ネット

硬式とラージボールの違い①:ボール

ボールの違いは「直径」、「重さ」、「色」の3種類あり具体的には以下の違いがあります。

・ボールの直径
硬式ボール:40mm
ラージボール:44mm

・ボールの重さ
硬式ボール:2.7g
ラージボール:2.4g

・ボールの色
硬式ボール:白
ラージボール:オレンジ

硬式とラージボールの違い②:ラバー

ラージボールに使用できるラバーは表ソフトラバーのみです。(粒高ラバーやスポンジがない一枚ラバーは使用できません)

これはラリーを続けやすくするために採用されたルールです。

表ソフトラバーとは、表面に凹凸があるラバーのことで回転をかけにくい特徴があります。

回転がかかったボールは返球が難しくラリーが続きませんが、回転のかかりにくい表ソフトラバーを採用することで、回転の要素を取り除くようなルールとなっています。

硬式とラージボールの違い③:ネット

ラージボールのネット高さは17.25cmで、硬式に比べ2cm高くなっています。

ネットが高くなったことにより、スピードの速い直線的なボールを送ることが難しくなり、ラリーが続けやすくなっています。

続いてラージボールの競技ルールについて説明していきます。

ラージボールの大会ルール

ラージボールには「レクリエーションルール」「競技大会ルール」という2つのルールが存在します。

レクリエーションルール

楽しむことを目的としたルールで、硬式ルールとの大きな違いは「サーブ」、「デュースの点数」の2つです。

具体的に、サーブはトスの前に静止する必要はなく、投げ上げる高さに規定もありません。

また、1ゲーム11点先取なのは同じですが、デュースになった時13点先取した方がそのゲームを取得することになります。

競技大会ルール

2018年から規定されたルールで、レクリエーションルールとは違いサーブやデュースの点数は硬式ルールとほぼ同じ規定となりました。

JTTA(日本卓球協会)主催の全国大会等では競技大会ルールが採用されています。

硬式のルールについてはこちらの記事で紹介しているので参考にして下さい。

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ただし、競技大会ルールでもラージボールは2ゲーム先取したら勝利となります。

ラージボールの全国大会

ラージボールの全国大会は「全国ラージボール大会」、「全日本ラージボール大会」の2つが存在します。

この2つの大会の違いについて紹介していきます。

全国ラージボール卓球大会

ラージボールが誕生した1998年から開催されているラージボール界で由緒ある大会です。

年代別に分かれ、男子シングルス、女子シングルス、混合ダブルスの3種目で競技が行われます。年代の分け方は以下の表を参考にしてください。(混合ダブルスは2人の年齢の合計で決まります)

男子シングルス 女子シングルス 混合ダブルス
一般 一般 一般
40歳以上 40歳以上 合計80歳以上
50歳以上 50歳以上 合計100歳以上
60歳以上 60歳以上 合計120歳以上
65歳以上 65歳以上 合計130歳以上
70歳以上 70歳以上 合計140歳以上
75歳以上 75歳以上 合計150歳以上
80歳以上 80歳以上 合計160歳以上
85歳以上 85歳以上

シングルス、混合ダブルス2種目に出場は可能ですが、注意点としては

・「中学生」、「高体連登録の高校生」、「日学連登録の大学生」は参加できない

・年代別には重複して出場できない
   例:「一般」+「40歳以上」の2種目出場はできない

と決まっているので覚えておきましょう。

また、過去5年間の優勝者は以下のようになっています。

男子シングルス(一般) 女子シングルス(一般) 混合ダブルス(一般)
2019 角正平(西東京クラブ/東京) 中山実紀(TOSA/高知) 角正平・角聡望(西東京クラブ/東京)
2020 中止
2021 中止
2022 横幕勝治(みつのきTTC/愛知) 片上知代(フォーネット/愛媛) 上村将太・片上知代(フォーネット/愛媛)
2023 石田拳志郎(TEAM JOOLA/東京) 吉良あすか(所沢市役所/埼玉) 今津健太郎・名嘉山香(Team-Metro/兵庫)

全日本ラージボール卓球選手権大会

2018年から新設された全国ラージの1段上という位置付けの大会です。

同じ年度で全国ラージ本戦、全日本ラージ本戦どちらか一方にしか出場できません。

また、全日本ラージでシングルスベスト8に入った選手、ダブルスベスト4に入ったペアは、翌年の全国ラージには出場できないという制約もあります。

その他は全国ラージと同様で(注意点も含む)、年代別に分かれ、男子シングルス、女子シングルス、混合ダブルスの3種目で競技が行われます。

男子シングルス 女子シングルス 混合ダブルス
一般 一般 一般
40歳以上 40歳以上 合計80歳以上
50歳以上 50歳以上 合計100歳以上
60歳以上 60歳以上 合計120歳以上
65歳以上 65歳以上 合計130歳以上
70歳以上 70歳以上 合計140歳以上
75歳以上 75歳以上 合計150歳以上
80歳以上 80歳以上 合計160歳以上
85歳以上 85歳以上

また、全日本ラージの過去5年間の優勝者は以下のようになっています。

男子シングルス(一般) 女子シングルス(一般) 混合ダブルス(一般)
2019 池田亘通(東京/ニッタクサンフレンド) 青木智美(東京/TEAM ZERO) 石田拳志郎・青木智美(東京/TEAM ZERO)
2020 中止
2021 中止
2022 池田亘通(神奈川/Infinity) 馬場麻裕(大阪/本町卓球センター) 角正平・石川萌子(東京/TEAM JOOLA)
2023 橋本啓(大阪/WINS) 馬場麻裕(大阪/オレンジ卓球場) 庄下直輝・馬場麻裕(大阪/Dream卓球クラブ・オレンジ卓球場)

ラージボールの全国大会、オープン大会の情報についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事で紹介していますので参考にして下さい。

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ラージボール専門の卓球用具を販売しているメーカー

ラージボールをするために必要な用具を販売しているメーカーを紹介していきます。

ボール

ボールは以下の5つのメーカーからそれぞれ販売されています。

①ニッタク

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②VICTAS

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③ヤサカ

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④ヨーラ

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⑤THE WORLD CONNECT

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ラバー

硬式の表ソフトラバーを使うことも可能ですが、ラージボールに特化したラバーも販売されています。

特にこだわりが無ければラージボール専用ラバーを使用することをオススメします。

何故かというと、硬式用の表ソフトラバーを使うとスピードが出にくいからです。

ラージボールは硬式と比べボールが大きく軽いため、スピードがゆっくりになります。硬式用ラバーを使うと弾みが足りず扱いが難しくなります。

以上がラージボール専用ラバーを使用したほうが良い理由です。

村長

続いてラージボールに特化したらラバーを販売しているメーカーを紹介していきます

それぞれのメーカーが販売している代表的なラバーも一緒に紹介するので、よければ参考にしてください。

①バタフライ:ラージ44DX

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②ニッタク:ロイヤルラージ

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③VICTAS:VラージL2

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④ヤサカ:エクステンドLB B-65

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⑤JUIC:プラージュV

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⑥ヨーラ:アレグロ

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⑦スティガ:マグニファイLB

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⑧アームストロング:アタック8ラージバージョン

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⑨DONIC:Lーマイスター44

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⑩TIBHAR:リンフォートパワー

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硬式の卓球用具を販売しているメーカーについてはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

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まとめ:ラージボールは初心者でもラリーが続き卓球を楽しめることが魅力

ラージボールの魅力はラリーを続けやすく卓球を楽しめることです。

これはラージボールは回転が少なくボールもゆっくりなためラリーが続きやすいからです。

村長

そのため高齢の方でも非常に多くの方がラージボールを楽しんでいます

また、近年では若い世代の競技人口も増えてきていますので真剣に競技として取り組むのも面白いかと思います。

「硬式ではなかなかラリーが続かない」、「もっとラリーを楽しみたい」という方は一度ラージボールをやってみてはいかがでしょうか?

参考になればうれしいです。

ありがとうございました。