こんにちは、村長です。
卓球においてラバー選びは非常に大事です。
しかし、卓球のラバーは全部で300種類以上もあるため、全てのラバーを比較して選んでいくのは難しいです。
・種類が多すぎて自分に合うラバーが分からない
・どんな基準でラバーを選ぶべきか知りたい
このように悩む方も多いのではないでしょうか?
私自身、中学で卓球をスタートし20年間で色々なラバーを使ってきました。
その中で、「かなり使いやすい!」と感じたラバーも多くありました。
しかし一方で、ラバーを実際に使ってから「失敗したな…」と思うこともあり、その度に後悔してきました。
せっかくお金を出してラバーを買うなら、なるべく失敗したくない…
そこで本記事では、当時の私と同じように「どんなラバーを使ったら良いか分からない」という方に向けて、
卓球歴20年、全国大会に出場経験もある私が、これまでの経験をもとにおすすめの卓球ラバーを厳選して3つ紹介します。
総合評価で徹底比較!おすすめの卓球ラバー3選!
1位:ディグニクス09C
・粘着テンションラバーであるため、スピード・回転量を両立できる
・ドライブが山なりの軌道で安定して攻撃できる
・細かい台上技術がやりやすい
ディグニクス09Cはこんな人におすすめ!
・スピードと回転量を高いレベルで両立したい人
・ドライブの安定感を高めたい人
・台上技術が苦手な人
2位:ロゼナ
・柔らかい打球感で回転がかけやすい
・他の高性能ラバーと比較して値段が安くコスパが良い
・コントロールしやすく、安定感に優れている
ロゼナはこんな人におすすめ!
・初心者を抜け出した人で、更にレベルアップしたい人
・ラリーの安定感を上げたい人
・バックハンドが苦手な人
3位:テナジー05
・テンションラバーの中でトップクラスの回転量
・崩れた体勢で打っても回転がかかる
・台から離れても打ち負けない
テナジー05はこんな人におすすめ!
・ドライブの威力を上げたい人
・ボールが落ちるのが嫌な人
・オールラウンドなプレーをしたい人
卓球ラバーを選ぶ4つのポイント
卓球ラバーを選ぶポイントは以下の4つです。
①ラバーの種類
②フォア・バックどちらに使うのか
③性能
④料金
それぞれのポイント毎に見るべき項目が異なりますので、それぞれ詳しく解説していきます。
卓球ラバーを選ぶポイント①:ラバーの種類
卓球のラバーは以下の4種類です。
自分のプレースタイルに合わせて選んでいきましょう。
・裏ソフトラバー
・表ソフトラバー
・粒高ラバー
・アンチラバー
卓球ラバーを選ぶポイント②:フォア・バックどちらに使うのか
フォア・バックどちらに使うのか、以下の項目を確認しましょう。
・どのようなプレースタイルなのか
・フォア・バックで苦手な技術は何か
どのようなプレースタイルなのか
フォアとバックでどのようなプレーをするのかによってラバーを選びます。
一例ですが、バックは繋ぐために安定したプレー、フォアは点数を取るための攻撃的プレーという選手であれば以下のような組み合わせとなります。
フォア:スピードが出やすい、弾みの強いラバー
バック:弾みが強くないコントロール性の良いラバー
フォア・バックで苦手な技術は何か
苦手な技術を補助するために使うという考え方もあります。
バックハンドの下回転打ちが苦手な方であれば、バックに下回転打ちがやりやすいラバーを使うといったような選び方です。
卓球ラバーを選ぶポイント③:性能
ラバーの性能とは、主に以下の5つを指します。
・回転量(回転量が多い or スピードが早い)
・弾み(弾む or 弾まない)
・硬さ(硬い or 柔らかい)
・重量(重い or 軽い)
・スポンジ厚さ(薄い or 厚い)
上記5つの基準をもとに、使いたいラバーを選んでいきましょう。
卓球ラバーを選ぶポイント④:料金
ラバーの料金について、以下の項目を確認しましょう。
・どれくらいの練習量をこなすのか
・ラバー自体の寿命は長いのか
どれくらいの練習量をこなすのか
練習量が少ない方であれば、ラバーの消耗も少ないので長くラバーを使うことが出来ます。
例え値段が高いラバーであっても、長く使えるのであれば結果的に安く済むことになります。
ラバー自体の寿命は長いのか
寿命が長いラバーを使う選ぶことで、より長く使用できます。
極端な例ですが、
1ヶ月で性能が劣化する4,000円のラバー
3ヶ月で性能が劣化する8,000円のラバー
を比べると、8,000円のラバーの方が安くなります。
これはあくまで例ですが、このような観点も踏まえてラバーの料金を選んでいきましょう。
卓球ラバー購入時に知っておくべき基礎知識
片面に黒、もう片面に黒以外のラバーを貼る
1.4.6 ラケット本体を覆っているラバーの表面、あるいは被覆されていない本体の表面は無光沢で、片方は黒、他方は片方の黒やボールの色とはっきり区別できる明るい色とする。
日本卓球ルール2023より引用|日本卓球協会(2024年7月17日アクセス)
両面に同じ色、もしくは両面に黒以外のラバーを貼ってしまうと試合に出場できないことがあります、注意しましょう。
ラケットサイズに合わせてラバーを貼る
1.4.5 ラバーは、ラケット本体の外周いっぱいまで、しかも外にはみ出ないように覆うものとする。ただし、柄に最も近い指によって握られる部分は、被覆されなくても、またいかなる材料で被覆されていてもよい。
日本卓球ルール2023より引用|日本卓球協会(2024年7月17日アクセス)
ラケットサイズに合わせてラバーをカットして貼りましょう。
サイズが大きすぎても小さすぎても違反となる場合があります。
卓球専用の接着剤を使用する
2.2.4.2 ラバーをラケット本体に貼る場合、揮発性有機溶剤を含んでいないものとしてJTTAが公認した接着剤のみを用いて行うものとする。接着剤とは、液体、固形、シートなどすべての接着剤をいう。
日本卓球ルール2023より引用|日本卓球協会(2024年7月17日アクセス)
JTTA(日本卓球協会)が公認している接着剤を使うようにしましょう。
現在は販売していない過去に公認されていた古い接着剤を使うのはやめておきましょう。
何故かというと、ルール改定前の古い接着剤は揮発性有機溶剤を含んでいる可能性があるからです。
ラバー貼りに慣れていない方は、お店の人に頼むかこちらの動画を見ながらやってみましょう。
接着剤に関しては、動画でも使われていたこちらのフリーチャックが使いやすく値段も手頃でおすすめです。
接着剤を塗り過ぎると違反になる
1.4.3 ラケット本体の打球面は、接着剤を含む全体の厚さが2.0mmを超えないツブを外向きにしたラバーか、接着剤を含む全体の厚さが4.0mm以下のツブを内向き、または外向きにしたサンドイッチラバー(ソフトラバー)で覆われていなければならない。
日本卓球ルール2023より引用|日本卓球協会(2024年7月17日アクセス)
以下の画像のように、「接着剤の厚みも含めて4.0mm以下にする」というルールが定められています。そのため、接着剤を塗りすぎると違反となる可能性があります。
卓球ラバーについてよくある質問
ラバー1枚の値段はどれくらい?
ラバーの種類によって変わりますが、3,000円〜10,000円程度です。
スピードや回転などの性能が上がるほど値段も上がりますが、およそ以下の値段帯が目安です。
コントロール性能が良いラバー:3,000円〜6,000円
スピード・回転性能に優れたラバー:6,000円〜10,000円
どれくらいの頻度で交換する?
ラバー表面がつるつるになってきたり、「以前より回転がかからなくなった」と感じた時が交換の目安です。
ラバー自体の寿命や練習量によりますが、およその期間は以下の通りです。
2時間の練習×週2回:3〜4ヶ月
2時間の練習×週4回:1〜2ヶ月
2時間の練習×週6回:〜1ヶ月
ラバーの色による性能の違いはある?
色が違っても性能は同じです。
シートに含まれる色素によって色が変わりますが、その量の違いは僅かであるため影響は無いと言われています。
トップ選手であれば、その微妙な違いを感じるかもしれませんが、少なくとも私は色による性能の違いを感じたことはありませんね
ラバー貼り付け済のラケットってどうなの?
「試しに卓球をやってみる」、「遊びで卓球をする」という目的の方におすすめです。
ただし、本格的に卓球を始めたいのであれば、ラケット、ラバーが別売りのものを選びましょう。
ラバー貼り付け済のラケットは回転をかけにくく、上達スピードが遅くなるためです。